〔7〕





 信じられなかった。ほんとうに、とんでもない超ウルトララッキーが舞い込んできたものだとしか、明人には思えなかった。たまたま声をかけた時が彼女が実家の母親と電話中の時で、さらに名字でなく名前で呼んだことから、「恋人」扱い、その上「婚約者」扱いにまで昇格しようとは!!

 これは夢か幻かと何度も頬をつねったけれど、痛みはちゃんとある。何度携帯のアドレス帳を見直してみても、彼女のプライベートの携帯番号とメルアドがちゃんと登録されている。まぎれもない現実なのだ! 用もないのに、何度電話やメールをしようとする自分自身を抑えたか、覚えていられないぐらいだ。
 彼女本人にはそんな意識はないだろうが、まずは外堀が埋まっただけでもラッキーだ。周囲に言われるにつれ、彼女とて意識しない訳にはいかないだろう。そうなればしめたものだ。このまま一気に雪崩れ込むように落としてやる。あとは、彼女の素顔を意識し過ぎて二の足を踏みかける自分を何とかしなければ。ここでいつまでも足踏みしている訳にはいかないのだ。彼女の素顔を前にしても、会社での彼女と同じように接しなければ、望んだ彼女との関係性はありえない。男として、主導権は何としても自分が持たなくては。

 それでも、嬉しく思う心は止められない。次の日の自分は、普段を知る周囲の人たちの目にはさぞ不可解に映ったものと思う。何せ気を抜くと笑みが顔にこぼれ出るわ、自然に鼻歌は飛び出すわで、かなり浮かれていただろうから。

「あら? 麻美香ちゃん、それ新しいネックレス?」

 背後から、同じオフィスの若いОLの声が聞こえてきた。

「凛子さんには内緒よ。彼が買ってくれたの♪」

「『会社は仕事をするところであって、おしゃれをする場所ではありません!』って?」

「似てる似てるー」

 天然の愛理・体育会系の紗雪・恋愛体質の麻美香はタイプはまったく違うが気は合うらしく、いつも楽しそうに談笑をしている。「仲良きことは美しきかな」と思いつつ、みずからの仕事に戻りかけた明人は、はたと気が付いた。

 凛子の家族には恋人として、凛子の妹の結婚相手の家族には婚約者と名乗るのであれば、凛子に何一つプレゼントしたことがないというのは不自然ではないか?と。実際には付き合っていないといっても、そう装うのならば、それぐらいしておくのが自然だ。それに何より、自分がコーディネートしたもので全身を着飾った凛子を、誰より自分自身が見てみたい。普段のように通勤用に武装した姿ではなく、彼女の美点を強調し、彼女の魅力を存分に引き出す服を着せてみたいと思うことは、恋する男の心理としては当然のことだろう。

 しかし、十年ぶりにこの街に戻ってからというもの、婦人服を売っている店などろくに知らない。昔ならいざ知らず、凛子に恋して以来そこまでまだ考えがたどり着いていなかったのだ。これは、一軒一軒自分の足で探すしかないかと覚悟しかけたところで、非常にタイミングよく西尾が目前を通って行った。彼ならば、何軒かはよい店を知っているだろうと疑いもせず思い、昼休みに食事に誘うついでに訊いてみたところ────彼は自作の弁当を持参しているということで、食事には付き合ってもらえなかったが────何軒かおすすめだという店を教えてくれた。やはり、自分の人を見る目は間違っていなかったようだ。


 仕事を終えた後、さっそく西尾の教えてくれた店を回る。一、二軒目ではとくにこれといったものはなかったが、三軒目に入った店でショウウィンドウに飾られている淡いラベンダー色の服を見た瞬間、これだと思った。「奥さまにプレゼントですか?」と笑顔で店員が訊いてくる。確かに、年齢的には結婚していてもおかしくはない年齢だが、「付き合い始めたばかりの彼女に、サプライズで服を贈りたいのだ」と話すと、店員はいっそう微笑ましいものを見る目になって、実に丁寧に相談に乗ってくれた。本人に直接サイズを聞いたことはないが、伊達に何人もの女性と付き合ってはきていない。会社の制服を着ているのを見ただけでも、大体のサイズはわかる。あの服に合わせたアクセサリーも欲しいというと、店内のウィンドウからいくつかのアクセサリーを出して見せてくれた。ピアスはしていないようだったから、ネックレスと指輪を選び────婚約指輪として選ぶには力量不足の代物だったが、とりあえずそれっぽく見えるものを選ぶ。本物の婚約指輪は、もっと彼女の好みを取り入れたものにしたかったから────予約という形で取り置きを頼んでおいて、帰路につく。

 あとは、当日の前に彼女を店に連れて行って、サイズ等を確認して購入するだけだ。実際にやりはしないが、スキップでも踏みたい気分だった。恋をしている、またそれが順調に進んでいるというだけで、こんなにも人は浮かれた気分になれるのか。いままで、恋をしたことがない訳でもないが、こんなにも楽しい気分になったことはなかった。これではまるで、初恋を自覚したばかりの中高生ではないかと明人は気恥ずかしい気分になる。

 でもいいのだ。いまが、とても楽しいから───────。




              *        *       *




 さりげなく予定がないことを聞き出しておいた土曜日に、突然呼び出してブティックに連れていくと、彼女はとても驚いたようだった。まさか、こんな店に連れていかれるとは夢にも思っていなかったのだろう。先の打ち合わせの通り、あとを店員にまかせて待っていると、予想以上の仕上がりとなった彼女が目前に立っていた。似合うだろうとは思っていたが、ここまで似合うとは思っていなかったのだ。


「神崎くん、これはどういうことなの!?

「女性に、自分が選んだ服を着せたいというのは、男の永遠のロマンですよ」
 ついでにいうなら、その服をこの手で脱がせたいというのもやはり男の永遠のロマンだが、それは言わずにおいた。事前に警戒されるような言動は控えるべきだと思ったからだ。


 まだ納得していない様子の彼女をうまく丸め込んで、同じく西尾におすすめしてもらった店で昼食をとる。ことがうまくはこんだ暁には、彼にはちゃんと礼をしなければならないなと思いながら。

「……ねえ、神崎くん」

 ああそうだ、この呼び方も何とかしてもらわなければならないな。

「名前で呼んでくれない限り、何を訊かれても答える気はありません」

 そこまで言ってやらなければ、まだ名前で呼ぼうとしない彼女の強情さに感心しながら、話を続ける。

「どうしてここまでしようという気になれるの? このままいったら、まず間違いなくあなたはこの可愛くない女と結婚する羽目になるのよ?」

 こちらこそ、「どうして」と問いたい。何ゆえここまで自分を過小評価しているのか。

「だ、誰って……見てればわかるわ、誰もがそう思ってるってことは」

 そんな、どこの誰だかわからない烏合の衆が直接言っている訳でもない言葉に、いつまでも縛られていてほしくなかったから。彼女の目を見て、ハッキリと告げる。

「僕から見た凛子さんは誰よりも魅力的だし、可愛い女性ですよ」

「か、からかわないでちょうだい」

 ともすれば震えてしまうのではないかと思わせるような声で、彼女はそれだけ答える。

 もしかしてと思う。もしかしてこのひとは、「可愛い」と言われたことがないのだろうか。虚勢も鎧も取り払った彼女────まああれは酔っていた状態だし、彼女自身意識して出した部分でもないのだろうが────は、あんなにも素直で可愛かったというのに。そうして、誰の前でも甘えることもなく。意地を張り続けて。いったい何年、独りで戦い続けていたのだろう。彼女の親友である由風もよく似てはいるが、凛子と由風は違う。由風はまだ、素直に自分の感情を表すすべを知っている。完全に表せない場合は、ストレスとして発散するすべを知っている。だが、凛子はそうではない。

 いったい何年もの間、独りで涙を隠してきたのだろうかと思うと、胸が痛くなる。今まではいざ知らず、これからは泣きたい時にはずっと自分がそばにいるのに───────。

 その翌日、凛子の家族と初めて会った時にはさすがに緊張した。けれど予想以上に善良な人々で、自分と凛子の仲を疑うような様子はみじんもなく、心から安心させられたが。

 しかし、久しぶりとはいえ家族と共にいる凛子はとても自然体で、とくに兄だという男性との軽口の応酬では、こんな表情もできるのかと微笑ましい気分になった。妹だというふわりとした印象の女性とは確かにあまり似ていなかったが────漠然と思っていた通り、妹のようなタイプは明人の好みとはかけ離れていて、やはり自分は凛子のようなタイプが好みなのだなと強く再確認したほどだ────姉妹仲は非常に良好なようで、由風とのじゃれあいを見ている時以上に嫉妬を覚えてしまったが。

 その後は主役のふたりがメインになって話が進んだので、こちらとしては気が楽だったが、時折こちらへ話を振られたりもするの で────「お姉さんのほうはご結婚はいつになさるの?」とか「どういうご縁でお知り合いに?」などといったことだ────そのたびに事前に打ち合わせてあった返答をして、矛盾のないようにして何とかその場は乗り切った。ちなみに結婚の予定は、いまはふたりとも少々てこずるプロジェクトに関わっているので、それが済むまではまだ考えられないと答えておいた。

 しかしそれ以上に、主役である男性が長身で強面の割にまるで子ども慣れしていなくて、懐きまくる自身の甥や凛子の兄の子どもたちに抱きつかれたり遊びに誘われてもうまくあしらうことができず、もうひとりの主役である蘭子にフォローされまくるという微笑ましい場面もちょくちょく登場し────事前の凛子からの情報によると、蘭子は保育士なのだそうだ────皆の意識はすっかりそちらに向かうことが多く、こちらへの注意が予想以上にそれて質問もそれほど多くなかったため、非常に助かったということも追記しておく。いくら綿密に打ち合わせ済みとはいえ、あまりつっこんだ質問をされ続けるといつボロが出るかわからないからだ。

 それから数時間後、今度はぜひあらためて実家のほうにとの誘いを受けつつ、凛子とふたり、料亭を後にする。タクシーが走り出し、皆の姿が見えなくなるまで笑顔を張りつかせていたが、さすがに曲がり角を曲がって皆の目が届かなくなったところで、ふたりして深い深いため息をつく。

「──────ほんとうに。ごめんなさいね、変なことに巻き込んでしまって」

 凛子がほんとうに申し訳なさそうに告げてくるが、明人からしてみれば、一番疲れたのは凛子自身だろうと思うので、心からの笑顔で応えながら首を横に振る。さすがに双方とも疲れていたし、どこにも寄り道するつもりはなかったが、凛子に「コーヒーくらい淹れるから、うちに寄っていく?」と提案されては、男として行かずばなるまい。

 凛子の部屋に入ったのは二度目だったが────数時間前に玄関までは入ったけれど、その時はそこより先へは入らなかったので────家主が平常かそうでないかという違いだけで、こんなにも印象が変わるとは思わなかった。綺麗に片付いたいかにもな女性の部屋という感じで、何かと几帳面な凛子の性格が表れている気さえしてくる。

「やだ、あまりじっくり見ないで」

 気恥ずかしそうに言う凛子が女子中高生のように愛らしくて、明人の口元に思わず笑みがこぼれる。

 コーヒーを出されて、他愛のない談笑をしていると、昼間見た自然体の凛子の姿が思い出される。

「か、会社の人には言わないでね!?

「はいはい」

 あんな凛子を、そばでいつも見ていられたら─────そんなささいな欲が頭をもたげる。もっとも、心中を一番大きく満たしていたのは、比較にならないほどにもっと大きな欲望だったけれど。

「ほんとうに……可愛かった、ですよ───────」

 自分の真意になどまるで気付いていない相手を横たわらせるのは、非常に簡単な作業だった。無理やりになど趣味ではないしスマートでもないから、やんわりと相手の自由を制限し、さりげなく顔を近付ける。そこまでしても自分の意図にとことん気付かない凛子のおかげで、いままでどんな時にでも外れたことのなかった仮面が外れてしまったことには、ほんとうにほんとうに驚いてしまったが。

 もう自分を抑えないと宣言をしてからみずからの眼鏡を外し、凛子の眼鏡も外す。眼鏡をかけた者同士では、こういう時には邪魔にしかならないからだ。凛子の頬に手を当てて、夢にまで見たその唇を奪う。まるで初めてくちづけを交わした時と同様、早鐘のように激しく鳴り出したみずからの心臓に、自分にもまだそんな純粋な部分があったのかと軽く驚いてしまった。それとも、いままでの相手と彼女とでは、決定的な何かが違うということだろうか。

「………………」

 まるで中学生のごとく、触れるだけのキスを一度だけ交わして、唇を離す。お互いそんな歳でないことは重々承知の上だが、いまはまだ、ようやく腕の中に閉じ込めた彼女を大切にしたかったのだ。

 たかだかそれぐらいの行為しかしていないにも関わらず、心臓は相変わらず自己主張を続けている。みずからの顔がまだ真っ赤に紅潮しているであろうことを自覚しながらも、余裕を取り戻した声で言葉を発する。

「知っていますか? 好きな女性に自分が選んだ服を着せるのも男のロマンですが、それを脱がせたいというのもまた、男のロマンなんですよ?」

 少々からかう響きを宿して言ってやると、ぼんやりしている風だった凛子の顔が、一気に赤くなった。ようやく、今回のプレゼントの真の意味に気付いたのだろう。

「えっ ちょっ 待って…!」

 途端に抵抗を始めるが、そんなのは予想のうちだ。それをやんわりと押し込めて、胸元のボタンを上からひとつずつ外していくと、普段は決して見えない位置の白い柔肌が目に入った。首筋に優しくキスを落とすと、びくん…!と凛子の全身が目に見えて反応し、抵抗していた手首の力が一瞬緩んだ。その隙に、彼女の両の手首を自分の左手ひとつでまとめて頭の上で軽く抑えつけて、右手でボタンの外れた胸元の生地を押し広げる。

「ま、待って、お願い!」

 切羽詰まったような声に思わず視線をそちらに移すと、凛子の両目に大粒の涙がたまっていた。もしかして、嫌だったのかと慌てて身を起こすと、凛子は両手で顔を覆ってまるで明人の目から隠すように身をそむけた。

「あ……すみません、そんなに嫌でしたか」

 明人には、無理強いするつもりなど毛頭ない。凛子がほんとうに嫌がるのなら、婚約云々の話を白紙に戻したって構わないのだ。ほんとうは、それだけは絶対にしたくないことだったけれど。何より大切なのは、自分自身の気持ちではない。凛子の気持ちなのだ。

「ち、違うの……」

 か細い声が、明人の耳を打つ。聞いているだけで胸が締め付けられそうになるような哀しい声だった。

「私みたいな女と付き合ったって、幸せになれないのがわかっているから……だから、やめたほうがいいの。貴方には、きっともっとお似合いの女性がいると思うから、だから」

「何ですか、それ」

 自分でもわからないが、何だか無性に腹が立ってくる。どうして、ろくに付き合いもしないうちにそんなことを決めつけられなければならないのだ? 自分は、誰でもない凛子が好きなのだ。他の女など知るか!!

「昔、言われたことがあるの……『お前みたいなつまんねえ女見たことない』って。『俺と仕事とどっちが大事なんだよ』って…………神崎くんにもきっといつか、同じことを言わせるわ。だから、傷付かないうちに貴方は私から離れたほうがいいの───────」

 何だ、それは? そんな言葉に縛られて、このひとはずっと独りで耐えていたというのか? そんな、自分のことしか考えていない男の言葉のせいで!?

 ドガッ!と音を立てて、みずからの足元の床を力いっぱい殴りつける。怒りのせいか、痛みなどはまったく感じなかった。凛子が驚いたように顔から手を離してこちらを見ているのが、気配でわかった。

「───────ぶん殴ってやりたいよ」

 凛子の身体がびくりと震える。

「そんな、みっともないことしか言えないバカ男を。『自分と仕事とどっちが大事だ』? 『お前みたいなつまんない女』? そんなのは、貴女の責任でも何でもない。仕事ができないクズ男のただの自己弁護だ」

 それだけ言ってから凛子の身体を強引に引っ張り起こして、そのまま強く抱き締める。

「好きな女のほうが仕事ができるなら、自分自身の能力を高めて、彼女よりもっと高みにまで上りつめればいい。己を誇れるように、誰の前でも胸をはれるように、とことん努力すればいいんだ。それすらもしないで、女のほうにばかり責任と義務をなすりつけて傷付けて去っていくなんて、そいつがただ最低な男だっただけだ。そんな男と結婚しないで済んでよかったんだよ。貴女が悪かったんじゃない。そいつがひどい男だっただけなんだよ」

 言い聞かせるように言ってやると、凛子の肩がぴくりと反応した。

「で、でも…!」

「じゃあ訊くけど」

 そこで凛子の身を離して、まっすぐにその目を見つめてあらためて質問する。

「そいつ、一度でも疲れてる貴女を労わってくれたこととかあった? 自分が慰めてほしい時ばかり甘えてきたりはしなかった? 貴女が甘えたい時に甘えさせてくれたこととか……あった──────?」

 まっすぐに目を見つめ、まったく逸らすことなく問いかけると、思い当たることでもあったのか、凛子はばつが悪そうに無言でそっと目を伏せた。思った通りだ。以前、似たような男と一緒に働いたこともあるし、その恋人の女性から相談を受けたこともあるから、そんなことではないかと思った。生真面目な凛子のことだから、そんな身勝手な言い分を信じて、相手ではなく自分自身を責め続けてきたのだろう。何とまあ……悪く言えば単純、よ く言えば純粋なのだろう。そんなところも、もちろん好きなのだけれど。

「まったくもう……貴女というひとは」

 言いながら、もう一度ぎゅ…!と抱き締める。今度は、優しく慈しむように。

「ほらごらん。単にそいつが、貴女のことを考えようともしない身勝手な奴だったってだけの話だよ。貴女はこんなにも魅力的な女性なのに。ああでも、ひとつだけそいつに感謝したいかな」

「?」

「俺が帰ってくる前に、他の男に奪わせないでくれたから」

「ほんとうに……営業なんてやってるひとって」

 凛子が小さくクスリと笑った気がして、軽く身を離すと、凛子は泣いているのか笑っているのかよくわからない、複雑な表情を浮かべていた。

「口が、うまいん…だか、ら───────」

 その先は、もう言葉にならなかった。凛子の両手が明人のワイシャツの胸元を掴み、縋りつき、そして。まるで小さな子どものように、声を上げて泣き出したからだ。

「う…わああああっ」

 明人は、何も言わなかった。凛子の背に両腕を回し、無言のまま優しく撫で続けて。凛子の気が済むまで、いつまでもいつまでもそのまま抱き締め続けていた────────。






   




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2012.12.27up

丸々一話明人視点になりました。
カッコつけているようで、内心はお馬鹿丸出しだったようです(笑)
それも、恋の為せる業でしょうかね?
そして凛子の過去には、いったい何があったのか。

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