 
●らう゛ぃう゛ぁんど(2000/09/21)
思えば最初に見たアニメは何だったのだろう。
記憶の紐を解くと、3歳のころに見ていたエイトマンだったンじゃないだろうか
と思う。あのころは特に何も考えず、TVのヒーローになりきって家の中を走り
回っていた。
アニメをひとつの物語、作品として初めて見たのは、恐らく宇宙戦艦ヤマトでは
ないかと思う。あれは小学校1年生から2年生のころ、その薫陶を受けてほんの
少しだけ階段を上った私は、最終回の沖田艦長の姿に涙した。TVを見て涙を流
すという快感を、このとき初めて知った。
そうしてそれまでとは違う目でアニメを見始めた私にとって、次に感化された
のが機動戦士ガンダムだった。当時私は小学校6年生、ガンダムに込められて
いたメッセージすべてを理解していたとは思えないが、同時期に見た銀河鉄道
999と合わせて、そのうちの何割かを受け止めることが出来、少年はほんの
少しだけ大人になった。
その後ごく普通のアニメファンとして日々を過ごしていた私に、後頭部を鈍器で
殴られたような衝撃を与えたのは、他でもないくりぃむレモンだった。確か高校
2年生だった当時、友人に借りた裏ビデオを見たときよりも激しい衝撃を受けた
のを覚えている。夢中になってかいたものだった....絵をだよ。
なんだ、私って結構アニメに関しては王道を走ってきたンじゃん(笑)
もちろんそれ以外のアニメもただ漫然と見ていたわけではなく、心に残っている
作品も数あるのだが、アニメファンの私に影響を与えた作品はあっても、私個人
の人生に影響を与えた作品はないと言っていい。そんな期間が長く続き、いつの
間にか私はアニメファンであることをやめていた。ぽつぽつ、と見ていた作品も
あるにはあったのだが、それでアニメファンと呼ぶのはあまりにも烏滸がましい
だろう。加えて別のメディア、具体的に言えば漫画やゲーム等なのだが、それら
の中に私を擽り、満足させてくれるものが増えてきたことも大きかった。
そしてそんな流れの中で、恋姫と運命的な出逢いをするわけなのだが、それから
6年たって、まさかそれが私をアニメの世界に引き戻してくれることになるとは
思いもよらなかった。
永くアニメファンをやめていた私が、発売日前日に買い求め、しかもDVD再生
機を持っていないためにPS2まで一緒に買ってしまったのである。しかも10
軒も店を探し回って。このような所業はおそらくPCエンジンのときめきメモリ
アルを買ったときに、攻略の載っている雑誌を探して100km以上走り回った
とき以来じゃないだろうか。ちなみにPS2のゲームは1本も買ってはいない。
まさにアニメファンの所業じゃないの。
まだ私にもこういう要素が残っていたのねぇ。
もっとも、アニメファンの所業というより、
恋姫ファンの所業と言った方が正確であることは
重々承知していますけど。
そんなこんなで9月21日PM9:00、いよいよDVDを挿入。
そして画面が現れて、私の心が里へと吸い込まれていく....
ここから先は長くなりそうなので、日を改めましょうかね。
ravvivando【伊ラヴィヴァンド】活気づいて,勢いを取り戻して。
 
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