 
●がら(2000/01/01)
栄光の1000年代よ、さらば。私を生み出してくれた貴女のことは忘れない。
そしてようこそ2000年。これからの長い間パートナーとしてよろしく頼む。
って、1000年生きるつもりかい。
だってあの娘らとつき合おうとするなら
それくらいの気概がないと〜〜〜〜〜!!
というわけで2000年、今年もよろしくお願いいたします。
さて初詣、もちろん朱雀の神社に行くに決まってる。
どれどれ...おっ、結構たくさんのひとで賑わってンじゃん。
じじい「おお、鮎帆ではないか。ちゃんと参詣に来るとはなかなか感心じゃの」
あ、あけましておめでとうございます....って、おいおい、神社の宮司が
こんなとこで油売ってていいのかよ。
じじい「ああ、それなら問題ない。祭祀はもう済ませたことだし、一族の者に
あとは任せてある」
そっか。腐っても族長だもんな。
じじい「腐ってもは余計じゃ」
あ、そうそう、朱雀はどこ?
じじい「すずめならほれ、あそこの離れにいるはずじゃが」
とか言って、また着替え中に突入させようとしてるンじゃないだろうね。
じじい「でもちょっとは期待しているのじゃろ?」
ぎく。
じじい「はっはっはっ!!よいぞよいぞ...」
って、おい、爺さん?
じじい「よいぞよいぞ......」
.....行ってみよ。
...さて、いきなり突入してまた殴られるのはイヤだし、かといって着替え
を見逃すのも癪だし、ここはひとつ隙間から....
朱雀「誰?」
ぎくっ。
朱雀「鮎帆だろ」
な、何故わかるぅ〜〜〜〜〜(--;
朱雀「当然だろ、今日この神社に集まってるのは森部の者達、部族の者でボクの
着替えを覗こうなんてヤツはいないよ」
まさかそこまで読んでひとをからかったのか、あのじじい...
朱雀「まぁいいさ、もう着替え終わったから。入ってきていいよ」
ガラガラガラ....あ...
朱雀「あけましておめでとう、鮎帆」
........あ、ああ、おめでとう、朱雀。
朱雀「ん?どうしたのさ、呆けたような顔して」
...あ、えっと...いつもと服が違うンでびっくりした。
朱雀「え?ああ、これから御神楽を踊らなきゃならないからね。これはその衣装
だよ」
いや、あの...ちょっと見とれちゃった。
朱雀「え?やだ、何言ってるのさ....」
いや、ホントに。馬子にも衣装だなぁって.....あ
げしげしげしげしっ!!!
うう...元旦早々タコ殴り.....
朱雀「最後までちゃんと見てろよっ!いいなっ!!」
言うだけあって、朱雀の御神楽は素晴らしいものだった。ただ、途中で自力
飛行しちゃったのはどうか...あ、そっか、どうせこの里にいる「ひと」
は俺ひとりだったっけ...
那水「あ、鮎帆、来ていたのですね」
なんだ、みんな揃って今頃。
魔雪「みんなそれぞれの部族の集まりに出なくてはなりませんから...」
そっか、みんな族長の娘だもんな。そのへんのしきたりは厳しいンだろうな。
森部はみんなここに集まって祭祀を執り行うとして、みんなのとこはどんなン
なの?
杏子「民部はねぇ、杏子の家にみんな集まって、母様が一年の吉凶を占うンだよ」
そうか、奈美貴殿の占いか。いきなり「凶」とかなったらどうするンだろ。
杏子「大丈夫、そのへんは上手く何かしらに持っていくみたい」
なるほどね、大切なのは吉凶自体じゃなくてそれをどう受け止めるか、か。
魔雪「氷部は、窟の奥に奉ってある永久氷石にお参りするのです」
なるほど、白い宝石と獣人の毛皮と合わせてイエティか。
魔雪「?」
あ、いや、何でもない。那水、水部は?
那水「はい、水部は族長が覆面ライダー変身ベルトを腰に締めてポーズを付け..」
???
那水「あ、いえ、古くから部族に伝わる舞を、選ばれた者が舞うしきたりになって
います」
な、なるほどね...
朱雀「あれ?どうしたのさみんな揃って」
那水「みんな自分のところが終わったので新年の挨拶に来たのですよ」
朱雀「そうなんだ。じゃあ...ほら、何やってンだよ」
ん?何が?
朱雀「鮎帆が切り出さなくちゃ始まらないだろ」
あ、ああ、そうか。えっと、あけましておめでとう。今年もよろしく。
朱雀「おめでとう、鮎帆、みんな。今年もよろしくね」
那水「おめでとうございます。水部を代表してお祝い申し上げます」
魔雪「おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
杏子「おめでとう、お兄ちゃん、お姉ちゃん!今年もよろしくねっ!!」
そうそう、それともうひとつ。ここを見てくれたひとにも。
朱雀「そうだね」
一同「あけましておめでとうございます。
今年もまた当HPをよろしくお願い
いたします★」
gala【ゲイラ】お祭り騒ぎの, 祭典, 特別企画の余興。
 
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